骨つぎ師が謎を解く『大川橋物語』 絶賛発売中!!

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町人文化が花開いた文化文政期に、大流行したのは歌舞伎、相撲、落語、そしてもうひとつ「骨つぎ名倉」なる接骨院です。骨つぎが?と驚くなかれ。戦がなくなって、武士と武術が力を失っていった時代、その柔術に、再生の道を見出した傑物がいた。鎌倉武士の末裔「名倉直賢」です。

中国伝来の柔術には、「殺法」と「活法」があり、「殺法」を捨て「活法」を体系付けたのが名倉直賢。

しかも“人助け”を家訓とし「医は仁術なり」の剛直な姿勢を貫いたため、江戸で大人気となりたちまち千客万来。職人から、火消し、役者、芸人、相撲取りまで押しかけた。゛名倉”は打身や骨折の代名詞にもなったとか。そんな時代を生きる主人公は、直賢を師と仰ぐ一色鞍之介。患部を探り当てる指先に、独特のパワーを秘める、異能の骨つぎ師が、出会う事件の数々を解決していきます。


 

大川橋物語1 

名倉堂一色鞍之介 

 

大川橋近くで開業したばかりの接骨院「駒形名倉堂」を仕切るのは二十八歳の一色鞍之介だが、苦しい内情で人でも足りない。鞍之介が命を救った指物大工の六蔵は、暴走してきた馬に蹴られ、右手の指が動かないという。六蔵の将来を奪ったのは「名倉堂」を目の敵にする「氷川堂」の診立て違いらしい。破滅寸前の六蔵を鞍之介は救えるか…。(第1話「最後の一手」)

 

★ブログ「新シリーズは「大川橋物語」― 名倉流骨つぎ師、江戸を生きる」も合わせてご拝読を。

◎二見時代小説文庫/800円(税別)

 



 

大川橋物語2

妖し川心中

 

 

「名倉流の骨つぎ師になって、人のために尽くしたい」と鞍之介を訪れたのは、旧知の千尋だった。しかし、看護人としての高い評価を得られた矢先、姿を消してしまう……。鞍之介の脳裏には十年前、闇に葬った声が蘇ってくる『あれは土砂崩れじゃない!』「怪し川」と呼ばれた因縁の川にまつわる秘密を千尋は知ってしまったのか?そして千尋の想い人の正体とは?(第三話より)

 

◎二見時代小説文庫/850円(税別)