長年気に入っていた春物の上着を、思い切って捨てることに。
型が少し古くなったし、ファッション先行でポケットがない。以前は少々不便でも、見た目が第一だったけど、今は着易さ第一。で、惜しみつつ畳んでいたら、アレ、裏の胸下辺りに、隠しポケットが! 右手をすっと差し込める位置で、カード入れやメモ帳が入りそう。これに気付いていたら今までどんなに便利だったか。あれこれ想像すると楽しくもあり腹立たしくもあり、人生少しソンした感もありました。
エノキ茸って、何時間か天日干しすると、ビタミンDが四〜十倍くらい増えるという。で、私もここ数年実行してるけど、干し過ぎると茶色にミイラ化してしまう。干しエノキをペーパータオルでくるまず、ポリ袋だけで冷蔵庫に入れると、グチャッとへたる。分かっていてもウッカリ者だから、最近も二袋をダメにした。このエノキってやつは、と腹立ちまぎれに、入っていた袋に記された説明書を読んだら、「エノキは一日以上干すと、ビタミン Dがグッと増えます。干しエノキは保存袋に入れ、乾燥剤を剥き入れて冷蔵庫に保存して下さい」
うーむ、乾燥剤を入れるのか。食品の袋は大抵目を通すけど、エノキの袋を読んだのはこれが初めて。たかだか一袋百五十円にしては、エノキは“奥”が深い。そう、総じてキノコ類はこの宇宙時代でも解明されない謎が多いそうで、身を持ってそれを体感した次第です。
▲乾燥エノキ茸
「宿痾」とは、そのしつこい字の通り、なかなか治らない病のこと。私の宿痾は“口内炎”。少し疲れたりストレスが溜まると、すぐ舌や頬っぺの裏に赤い腫れ物ができる。ショコラ B Bや、強力なマヌカハニーを常飲してても、月に一度ぐらいは発症し、一週間は治らない。それが激しくなったのが、令和二年のコロナの年でした。
その前年末、コロナとは関係なく親しい友人が亡くなって、ナーバスになっていたのか、正月に口内炎ができ、耳鼻咽喉科で有名な大塚医院へ。その夏にそれが再発し、痛くて眠れぬ夜が続いてまた大塚へ。それを繰り返すうち舌癌を疑われ、武蔵小杉の『関東労災病院』を勧められた。関東労災では直ちに各種の検査を受け、日をおいて口内の細胞検査。その結果は翌令和三年一月、舌癌宣告を覚悟して、真っ青で聴きました。ところが結果はシロで、原因は不明、という御託宣だったのです。
「妙なことがあるもんだ」と思いました。そして突然、何となく、納豆を食べようと思いたった。我が家では納豆は不人気で、ほとんど食べません。だからこの時、なぜ納豆が浮かんだかはよく分からない。“発酵食品”なる文字が頭のどこかにあった? というより、この世には薬じゃ治らない病がある、という感じでした。ただ、特に好物でもないから、一人前四十グラムのパックを半分、朝食で食べようと。
それから納豆を毎日、二十グラムづつ食べ続けて・・・。あれ、最近、口内炎にならないな、と初めて気づいたのは半年後。いや、ただの偶然だろうと思ったけど、四年たった今も、一度も宿痾に見舞われないことに愕然しています。こんなことってあるんですね。今後もこんな”初めて” の扉に沢山出会えるかと思うと、年を取るのも捨てたもんじゃないか、と思う蝉の鳴く夏の終わりです。

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さ~くん (水曜日, 11 9月 2024 10:20)
どこかの歯科のサイトに、口内炎ができた時に積極的に摂取したい食べ物として「納豆」を挙げていました。含まれているビタミンB2・B6が粘膜や皮膚の生成・保護に効くのだそうです。
”勝因”は何と言っても日々摂取し続けてこられたことではないでしょうか。生活習慣とは凄いものですね。