皆様、いかがお過ごしですか?
今日は「八十八夜」。立春から八十八日たったのです。コロナがいよいよ騒がれ始めたのも、立春(二月四日)のころでしたね。
あの時は、まさか八十八日たってもまだ終息しない、などとは思いもよらず。でも電車での外出は控え、映画館も美術館もレストランも呑み屋も行かず、静かに暮らした八十八日。長かった!
そんな中、コロナ対策班を率いる押谷仁教授、西浦博教授たちの、未知のウイルスに立ち向かうドキュメントを、T Vで見られた(ほのは幸いでした。その健闘ぶりには頭が下がりました。
でも話は飛んで、江戸時代、コレラと闘う蘭方医の存在や実情など、当時の人々には、想像もつかなかなかったでしょう。幕末史を見てると、三日で死ぬといわれるコレラ大流行に、神仏や除災儀礼にすがるしかなかった庶民の狂乱の姿がある。-----と同時に、命がけで悪疫に立ち向かった医師もいた、ということが分かります。